行事・例会予定

2019年10月30日 00:00

例会

 プログラム:プライムホスピタル玉島

西山 慶子 様

今年の5月からプライムホスピタル玉島で乳腺外科を開設しました。週2回ですが外来と乳がん検診を行って
おります。日本の検診率も非常に低いのが問題になっているのですが、玉島はもっと低くて少しでも地元の
検診率を上げるのも私の使命かと思っております。乳がんのリスクについてとなぜ今乳がん検診が必要なのか
についてお話しようと思います。100人に一人男性でも乳がんにかかる方もおられ、乳がかたくなってきたと
いう方、気になる方は是非御相談ください。乳がんは日本人女性の10人に一人がかかるとされ40~60代に
多くみられます。有名人の方が乳がんになられたことが報道されると検診意識が高まりますが一時的なもので、
検診意識が落ち着いてしまうので、警鐘を鳴らしていきたいと思います。乳がんにかかる女性は毎年増加して
いて、女性のがんの罹患率は大腸がんに続くものとなっています。マンモグラフィーは、痛みを伴う場合が
あり受診をためらう方もおられますが、当院のそれは、痛みを感じにくいものを採用しています。乳腺密度が
高い場合などは、超音波検診をおすすめします。遺伝性のものとは言えませんが、家族に発症した人がいる
場合は、気を付けたほうがよいです。2~3㎝で見つけていただければ、十分治療は可能。実際に乳がん発見の
70%が自己検診といわれています。もちろん検診で見つかった30%の方のほうが早期だと思います。自己
検診が非常に大切です。月に1回は必ずしてください。最後になりましたが、症状のある方は迷わず外来に
お越しください。症状のない方は今年こそ検診を受けていただくようにお願いします。自己検診も必ずして
いただきたいと思います。当病院は、水曜と金曜日と土曜日の隔週に検診外来を行っています。最後のお願い
があります。倉敷市乳がん検視の自己負担額は意外に安いものです。皆さんの職場の企業検診のオプションに
入れていただければありがたいと思います。

2024-25年度のテーマ

国際ロータリー会長
ステファニー A. アーチック

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