会長あいさつ

はじめよう つづけよう 学びと奉仕の好循環

 アーサー・フレデリック・シェルドンによる年次大会での演説がきっかけとなった、ロータリーの公式標語「もっともよく奉仕するもの、もっともよく報われる(He Profits Most Who Serves Best)」は、1911年、オレゴン州ポートランドで開催された、全米ロータリークラブ連合会の第二回大会で承認されました。ロータリーの100年の歴史は、まさにこの標語とともに歩んだ歴史であるといって、過言ではありません。
日本にも、「情けは人の為ならず」という言葉があります。鎌倉時代の軍記物語である「曽我物語」にその記述が初めて登場したとする説があるそうですが、ロータリーの公式標語の100年の歴史よりも前、800年前には当たり前のようにこの概念が日本には浸透していたといえるのではないでしょうか?
経済原理ではGive and Take 「何かを与えたら何かをもらう」という関係制が基本ですが、もらうことを前提とした与えは取引きにしか過ぎなく、そこに心が通うことは稀(まれ)です。情報とお金が光の速度で飛び交う現代の自由資本主義経済下では、資本を多く持つものが市場を支配し、国家の力を凌駕する存在も現れ始めています。そのような社会の中で、私たちはどのような思いをもち、どのような言動でもって、奉仕活動をしたらよいのでしょうか?
あるロータリアンの方が言われました。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。
混迷の世の中だからこそ、歴史に学び「情けは人の為ならず」「もっともよく奉仕するもの、もっともよく報われる」を信じて、行動して、啓発していく。これが現代のロータリアンに求められる奉仕活動だと信じています。
日々刻々と変化していく社会に、あらためてロータリーの歴史に学び、日本の歴史に学び、あらたな概念・技術を学び、奉仕活動につなげていく。Give and Give and Giveを、ロータリーからロータリアンが実践していく。このことが、社会に好循環をもたらします。好循環の歯車(ロータリー)はちょっとやそっとのことでは止まりません。つまり持続可能、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)のねらいそのものを私たちは掲げてきたのです。
「はじめよう つづけよう 学びと奉仕の好循環」、私たちからやりましょう!

2022-2023年度
会長 平井 俊光

2022-23年度のテーマ

国際ロータリー会長
ジェニファー・ジョーンズ氏

関連リンク

  • ロータリーインターナショナル
  • ロータリ文庫
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